阪神原口、梅野 正捕手争いゴング 特打で火花

フリー打撃をする原口(左)と打球を見つめる梅野

 キャンプ前から火花が散った。練習を終えて選手がいなくなった宜野座ドーム。原口が“仕掛けた”。静まり返った練習場に原口のミットの音が響く。打撃マシンを相手に捕球練習をスタート。約20分間、スローイングの動作を繰り返した。この日は捕手陣が行った二塁送球の練習には参加しなかったが「右足の形を意識してやりました」と、送球動作を入念にチェックした。

 ミットをバットに握り替えた原口は「今日は打つ量が少なかったので」とマシン打撃を始める。その瞬間を眼光鋭くにらんだのは4年目梅野だ。すかさず原口の横に並び、打撃グラブをはめてマシンと相対。そこから約40分間。ドームからはマシンの動く音、打球音、2人の息づかいが聞こえた。

 意識しないはずがない。1軍キャンプスタートの原口、梅野、岡崎、坂本の4人は現時点で横一線の評価。2月1日から始まるキャンプの1日1日の結果が、首脳陣の評価に直結する。すでにサバイバルは始まっている。

 言葉にも力がこもる。原口は正捕手争いについて「意識はしますね」とキッパリ。「コントロールしながら抑えてやっていきたい」と高ぶる気持ちを抑えるように言った。梅野は「もともと打ちたかったからですよ」と苦笑いだったが「トータルでレベルアップしていけたら」と闘志を燃やした。