オリックス金子2年連続開幕投手に内定 すでに通達

ブルペンで投球する金子(撮影・渦原淳)

 オリックス金子千尋投手(33)が2年連続開幕投手に内定したことが14日、分かった。福良監督が前日13日、金子に伝えた。3月31日、京セラドーム大阪で迎える開幕・楽天戦は、エース右腕が先陣を切る。

 昨年12月の契約更改の際、金子は「今まで開幕は80%くらいでと思っていた。来年は開幕すぐに100%に持っていきたい」と万全の状態でシーズンを迎える責任感を示した。今季にかける意気込みこそ、開幕は金子と福良監督に決断させたものだった。

 昨年は7勝9敗でプロ12年目で初めて負け越し。「(シーズン2位の)14年は西が開幕から8連勝したり、序盤に軸になる投手がいた。今年はぼくがそれになれば」。14日はブルペンで111球を投げ、練習後はファンにチョコレートを贈った。昨季まで通算51試合で25勝6敗、防御率1・50と抜群の相性の楽天戦。チームを背負う覚悟で、金子が開幕マウンドに立つ。