ロッテ1位佐々木が前進 初フリー◎で紅白戦登板へ

フリー打撃に登板したロッテ佐々木。右足のスパイク痕は半円を描いていた(撮影・江口和貴)

 ロッテのドラフト1位ルーキーが、また1歩前進した。佐々木千隼投手(22=桜美林大)が14日、初めてフリー打撃に登板。打者3人に計69球を投げ、安打性は4本だった。「意外とブルペンより良かったので安心しました」。ブルペンで目立っていたシュート回転の球が少なかった。英二投手コーチも「段階を踏んだ。紅白戦に行ける」と合格点。18日に2イニングの予定だ。

 ボール球が26球と、やや多かったが、直球で押し込んだり、シンカーでずらしたりしてファウルも16本打たせた。平沢からはアウトローへの直球で空振り。「指にかかった。ああいう球を増やせればいい」と納得できた。前日にはキャッチボールで踏み出す左足の使い方について、小林投手コーチから助言をもらい、シュート回転を減らす試みを重ねた。「お手本がたくさん。大事にしたい」と表情も明るくなった。