プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが2月28日、JR仙台駅前でホーム開幕カウントダウンイベントを行った。昨季まで選手として在籍し、今年1月から球団営業職として新たなスタートを切った07年ドラフト1位左腕、長谷部康平氏(31)も参加。仙台市中心部の店舗を回り、4月4日のソフトバンクとのホーム開幕戦をアピールした。
ホーム開幕戦までの残り日数を示す「東北開幕カウントダウンボード」の除幕式を終えると、立花陽三球団社長(46)をはじめ職員全員で仙台市内の街頭に繰り出した。今年1月から営業職として新たな道をスタートさせた長谷部氏も、仙台市中心部の各店舗を回り、ポスター掲示やポケット日程表の設置など営業活動を行った。
07年の大学・社会人ドラフトで5球団競合の末1位指名で入団。けがに悩まされることも多かったが、14年には中継ぎとして自己最多の26試合に登板するなど9年間在籍。街頭では、昨年までの活躍を知る多くのファンに声をかけられた。「(営業職になって)今までは企業を訪問することが多く、街頭に出るのは初めて。実際にお客様の声を聞けるのは楽しいですね」と終始笑顔で開幕をアピールした。
選手からの営業職転身は球団史上初。「(野球を始めてから)今まで22年、ずっと野球だけに集中してきた。この先の長い人生のためにも、いろいろな経験を積みたかった」と話し、「少し野球をやってみたい気持ちもありますけどね」と率直な思いも口にした。
それでも、今は営業職として全力を尽くす覚悟を決めている。「球団の中にいることは一緒。今まで通り、日本一を勝ち取るために全力を尽くす」と言葉に力を込めた。13年以来の日本一へ、長谷部氏の新たな戦いが始まる。【林野智】
◆長谷部康平(はせべ・こうへい)1985年(昭60)5月21日生まれ、岐阜県出身。杜若、愛知工大から07年ドラフトで楽天に入団。9年間で通算110試合に登板、11勝19敗、防御率5・37。現役時代は173センチ、70キロ。左投げ左打ち。