ヤクルト村中3回7失点炎上、先発ローテ入り遠のく

ヤクルト先発村中(撮影・清水貴仁)

<オープン戦:阪神12-2ヤクルト>◇7日◇甲子園

 ヤクルト村中恭兵投手(29)が、3回8安打7失点と炎上した。

 今季から先発に再転向する左腕は初回から制球が定まらず、直球は135キロ前後。2回に連打と連続四球で先制点を許すと、さらに4連打を浴びて7失点した。予定の4回を投げきれずに降板した村中は「直球の走りが悪くて、打者と勝負できていなかった。試合をつくることもできなかった」と唇をかんだ。

 試合後、伊藤智仁投手コーチ(46)は「スピードもないし、コントロールも悪い。次回も長いイニングを任せる予定だが、現状では(先発ローテ入りは)難しい」と厳しかった。