阪神能見、新人長坂を“好リード”「これからだと」

長坂拳弥は石川慎吾に左翼線先制適時二塁打を浴び、能見篤史(左)と話し合う(撮影・宮崎幸一)

<オープン戦:阪神5-1巨人>◇12日◇甲子園

 阪神能見篤史投手(37)が開幕に向けて揺るぎない調整ぶりだ。

 1回を3者凡退でしのぐと、2回も圧巻の内容だ。マギーに内角へズバッと速球を配して見逃し三振。岡本、ギャレットと長打力のある相手も速球で難なく封じ込めた。3回に失策絡みで1点を失ったが、4回1失点。安定の好内容を「この時期なので、とにかくケガしないように投げるということです。いい意味で普通。これからどんどん上げていくだけ」と振り返った。

 新人長坂と初めてコンビを組んだ。「意外に緊張もしない、と言っていたし、これからだと思う。いい球を選択しながらやっていたと思うよ」。ベテランらしい“好リード”だった。次回の登板は5イニング以上を投げる予定。