中日石川急きょ「3番一塁」チャンス生かし1安打

1回表中日1死三塁、右前に先制適時打を放った石川(左)(撮影・下田雄一)

<オープン戦:西武6-2中日>◇15日◇メットライフドーム

 中日石川駿内野手(26)がビッグチャンスを生かした。西武戦は三塁で先発予定だったがインフルエンザのビシエドの欠場を受け、急きょ「3番一塁」のクリーンアップに“昇格”。初回1死三塁で先制の適時打を放った。

 開幕投手に内定している菊池の初球。直球待ちだったが「甘いのはどんどんいこう。とにかく気持ちで負けないように」と抜けた変化球をガツンと右前へ。3打数1安打でオープン戦の打率は5割だ。

 即戦力で入団しながら2年間で5打数ヒットなし。クビも覚悟して臨んだ今季は2軍キャンプから這い上がってきた。プロ2試合目の出場だった昨年6月の西武戦。同じ球場で2打数無安打に終わり、2軍落ち。もうチャンスはもらえなかった。因縁の地で、今度はアピールに成功した。

 もともと強打は折り紙付き。福田が右肩痛で出遅れるため、右打者は貴重だ。走力もあり、この日は二盗も決めた。森監督の求める野球にも対応できる。「1軍でやれているのは成長だと思う。でも3打席目の見逃し三振はありえない。納得できない」と不満顔でバスに乗り込んだ。内野は一塁のビシエド以外は流動的。溝脇に続いて石川も争いに絡んできた。【柏原誠】

 ◆石川駿(いしかわ・しゅん)1990年(平2)5月26日、滋賀県生まれ。北大津で2年春、3年春に甲子園出場。明大からJX-ENEOSを経て14年ドラフト4位で入団。昨年1軍デビューし2試合で5打数無安打。178センチ、82キロ。右投げ右打ち。