ソフトバンク松田宣浩内野手(33)が29日、日刊スポーツのインタビューに応じ、WBC準決勝敗退の悔しさを胸に、明日から開幕するシーズンに挑む決意を明かした。自身のミスが米国戦の決勝点につながり、眠れぬ夜を過ごしたと激白。侍戦士として注目され続ける今季「みっともないプレーはできない」と結果にこだわることを強調した。【聞き手・福岡吉央】
-準決勝敗退の悔しさは
松田 起きたことはしょうがないし、いろいろ言われるのは当然。でも、悔しさ100%ではない。日の丸を背負ってプレーできた喜びもある。
-ファンブルした場面は
松田 芝も雨でぬれていて、バウンドが変わり、多少跳ねた。丁寧にいきすぎた分、ボールがグラブから離れた。もっと軽快にプレーしていればよかったかなという反省はある。
-最後の打者にもなった
松田 1、2次ラウンドでは完全ホームだったが、準決勝は完全アウェーの雰囲気だった。何とかしたかったが、追い込まれた後、普段なら待てるのに、あと1球で米国が勝ちという雰囲気にのまれて振ってしまった。
-決勝進出を逃した
松田 あの日は寝られんかった。(悔しくて)寝れんよ。飯も食ってないし、部屋でずっと1人でいた。寝付けたのは朝方だった。
-気持ちを切り替えられたのは
松田 福岡に戻って、家族からは「日本の代表として頑張ってくれてお疲れさま」チームメートからも「お疲れ!」と言われ、オープン戦に出て完全に切り替えられた。
-31日からシーズンが開幕
松田 今年は活躍してもしなくても侍ジャパンの選手だと言われるので、みっともないプレーはできない。言動にも責任を持たないといけない。WBCで優勝できなかった分、シーズンで結果を残したい。