<広島9-1阪神>◇2日◇マツダスタジアム
開幕3戦で、投壊&守乱が深刻な状態になった。阪神の先発能見が広島打線を止められず、8安打4失点。4回もたずにKOされた。初登板で慎重になったか、と問われるも、「関係ない、関係ない。(3回に)糸井が打った後のところをしっかり抑えないといけなかった」と厳しい表情だった。
メッセンジャー、岩貞とともに万全を期した先発陣だが、クオリティースタートの6回まで誰も投げられなかった。金本監督も「最低6回まではいってもらわないと」と渋い顔だった。セットアッパーの役割を期待される左腕岩崎も初登板で2回5失点と火に油を注いだ。
守備の脆さも深刻な状態になった。初回に高山が菊池の左翼線を破る打球の処理に手間取り、一塁走者の生還を許した。7回には福留がまさかの落球。前日1日に引き続き、記録に表れないミスも目立った。
開幕3試合で被安打は「36」で与四死球は「22」。8失策で24失点という惨状だ。経験の浅い若手が多く、原口は一塁転向間もない状況とは言え、今後に大きな不安を残した。
3年ぶりの開幕カード負け越しとなったが、金本監督はあえて前を向いた。「1つ、取れた。ジョンソンを崩したし、岡田も崩した。そこは自信を持ってほしい。昨日、ミスで試合を落としたが、試合を重ねていくうちに、ミスを減らしていって、うまくなっていくことを目指してやっていきたい」。まだまだ発展途上のチームで打力の向上には手応えがある。あす4日からは京セラドーム大阪でヤクルトとの地元開幕戦に臨む。まだ戦いは始まったばかり。嘆いてばかりもいられない。【田口真一郎】