<中日3-5広島>◇6日◇ナゴヤドーム
またも苦境に終止符を打つことはできなかった。中日は2点を追う9回2死二塁からゲレーロ、ビシエドの連打で追い付く粘りを見せて2戦連続の延長に持ち込んだが、最後は力負け。開幕からの連敗は1引き分けを挟んで5となり、森繁和監督(62)はセ・リーグの新人監督ではワーストタイとなった。
中日森監督に不名誉な記録が覆いかぶさった。延長11回、6番手岡田が1死満塁のピンチを招き、緊急リリーフした祖父江が犠飛と中日内野陣が一、二塁間のランダウンプレーに時間を要する隙に本塁へ入られ、一気に2点を勝ち越された。開幕からの連敗は5に伸び(1分け挟む)、セ・リーグ新人監督ではワーストタイとなってしまった。
「グチにはしないよ。負けているといつも同じになっちゃう。あまり言っても仕方ない。1つ勝てればね。勝つようにはしている。みんな勝ちたいんだ」。森監督もさすがに疲れたような口調だった。監督初星を出せず、監督代行だった昨年からは11連敗だ。
粘っただけにショックが大きい。9回にゲレーロ、ビシエドの連続適時打で2点差を追いついた。だが敗因はそれまでの拙攻に尽きる。「塁上はにぎわすけど、あとの1本がな…」。8回までは10安打、4四球を奪いながら得点は大島のソロによる1点だけだった。
2回から6回まで、毎回得点圏に走者を送った。とくに6回は無死満塁。しかし1死後、代打藤井の二遊間を抜けると思われた打球を菊池に阻まれ、まさかの併殺にされた。大瀬良を何度も追い詰めながらあと1本が出せなかった。ファンの期待を高めては、ため息に変えていった。
記録にならないミスもあった。「向こうが嫌がることをできず、サインミスも出たり。しちゃいけないことをすると、こうなる」。今日7日から引き続き本拠地でDeNA3連戦。まず、開幕戦で打ち込まれた大野に、連敗ストップが託される。【柏原誠】
▼中日が80年(6連敗)以来、球団史上2度目の開幕5連敗。昨年の森監督は監督代行として40試合指揮(4月22日と8月9日以降)しているが、正式な監督としては今年が1年目。2リーグ制後、「新人監督」の開幕からの連敗記録は02年石毛監督(オリックス)の6連敗が最長で、5連敗以上は66年田丸監督(東京)91年土井監督(オリックス)93年近藤監督(横浜)石毛監督に次いで5人目。セ・リーグの新人監督では近藤監督に並ぶワースト記録となった。