<ロッテ4-7楽天>◇8日◇ZOZOマリン
楽天の5番銀次内野手(29)が、今季初の猛打賞で勝利に貢献した。8日のロッテ戦で初回に先制、3回の追加点とタイムリー2本を含む3安打2打点。7試合のうち6試合に安打を放つ好調ぶりで、打率は3割3分3厘に上昇した。2-2の6回には、9番嶋基宏捕手(32)の右前打で勝ち越しのホームを踏んだ。チームは7-4で快勝し、優勝した13年以来4年ぶりの貯金5とした。
銀次らしい巧みな打撃だった。初回2死二、三塁で、ロッテ先発涌井のカットボールを左前に運ぶ先制打。3回2死二塁では、フォークを中前にはじき返した。2球とも縦の難しい変化球。「ここぞ、という時に出た2本じゃないですか。集中して打席に入れた」と胸を張った。
梨田監督も喜んだ。「続けて打ってくれた。2点目が大きかった」と、3回のタイムリーを高く評価する。直後の3回裏に先発美馬が2本のソロ本塁打を浴びたが、銀次の一打が効いて同点どまり。6回には先頭で左翼線を破る二塁打でチャンスをつくった。楽天はこの回に3点を奪い、銀次が再び流れを呼んだ。
昨年の打率は、13年から3年続けてきた3割を切る2割7分4厘。規定打席に到達した12年以降では最低の成績に終わった。そのためオフには、しなやかな筋肉をつくることを意識。トレーニングを積み重ね今季に備えた。開幕から7試合のうち6試合で安打をマーク。「体の状態がすごくいい」と言い「体をうまく使って積極的に。それがいいバッティングにつながっている」と自己分析した。
同じ内野手で、開幕から打率5割7分1厘と絶好調だった今江が、右太ももを痛めて7日に登録を抹消された。打撃陣には大きな穴となるが「それをカバーするために、みんなでやっていけたらいいなと思います」と、クリーンアップとしての自覚がある。
岩手・普代村の出身。今日9日に先発で初登板する、西武から移籍してきた岸は仙台市生まれで同じ東北出身者。みちのく選手が活躍して4年ぶりの優勝を勝ち取る理想へ、銀次はバットで援護する。【久野朗】