ムネリン日本復帰第1号 鳴尾浜は川崎劇場に

ウエスタン・リーグ阪神対ソフトバンク 4回表ソフトバンク無死、川崎は本塁打を放つ(撮影・河南真一

<ウエスタン・リーグ:阪神-ソフトバンク>◇12日◇鳴尾浜

 ムネリン、NPB復帰1号だ。6年ぶりに古巣ソフトバンクに復帰した川崎宗則内野手(35)が、復帰後初となる本塁打を放った。

 「1番三塁」で先発出場。左邪飛、左犠飛で迎えた4回の第3打席だった。阪神守屋功輝投手(23)から右翼へ豪快なアーチをかっ飛ばした。

 試合後に「コンパクトに振ろうと思っていた。本塁打はたまたまです」と振り返った。復帰戦だった4日のウエスタン・リーグのオリックス戦では「今の打ち方じゃ合わない」と危機感を募らせていたが、わずかな修正期間で対応するあたりは、さすがと言える。

 復帰初弾の際にはスタンドからも歓声が上がる盛り上がり。それだけでなく、試合中は守備に就いた際、ソフトバンク先発の松本裕樹投手(20)に「まっちゃん、こっちOK! あっちOK!」とムネリン節全開?で声を掛けるなど、川崎の明るい声も、鳴尾浜球場に響いていた。

 第4打席も二塁打を放ち、この日は3打数2安打3打点だった。