中日大野8回途中2失点も初勝利お預け「悔しい」

7回表巨人2死一塁、岡本を三振に打ち取りほえる大野(撮影・前岡正明)

<中日3-2巨人>◇14日◇ナゴヤドーム

 中日大野雄大投手(28)が8回に追いつかれ、走者を残してKOされた。

 2-0とリードしてもらった直後の8回だった。1死二塁で、巨人1番中井の中前適時打を浴びて1点差。さらに1死一、三塁とピンチは続き、3番坂本にはカウント2-2からの5球目、真ん中に入った直球を右翼に運ばれ同点犠飛を許した。本塁のベースカバーに走った大野は、その場にしゃがみ込んだ。その後、4番阿部に右前打を打たれ交代が告げられた。133球を投げた左腕は「8回のマウンドに上がらせてもらったのに、それに応えられず悔しいです」と肩を落とした。

 7回2/3を6安打2失点。3回2死の坂本からの6者連続三振を含む11奪三振と、15年6月11日ロッテ戦(QVCマリン)以来の2桁三振を奪ったが、今季初勝利につながらなかった。