東洋大・古田がプロ注目亜大・高橋から3安打3打点

リーグ戦初となる先制3ランを放ち、ホームインする東洋大・古田(撮影・久保賢吾)

<東都大学野球:東洋大13-3亜大>◇第3週第1日◇18日◇神宮

 1部リーグでは初スタメンだった東洋大・古田塁外野手(4年=天理)が、リーグ戦初安打、初本塁打、初打点で勝利に大きく貢献した。

 前カードの中大戦ではベンチ外だったが、ドラフト候補左腕の亜大・高橋遥対策でスタメンに抜てき。1回にリーグ戦初安打を放ち、3回にはリーグ戦初本塁打となる先制の3ランを放った。5回には二塁打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打達成の大活躍だった。

 兵庫・神戸出身の阪神ファンで、子供の時は甲子園に通った。「強引なバッティングが目立っていたので」と元阪神のマートンの打撃を参考に、コンパクトなスイングに改良。“マートン効果”で3安打3打点と大活躍した。古田は「(本塁打は)真っすぐです。(バットの)少し先でしたけど、うまく風に乗ってくれた。夢を見てるようだった。目標としてきた結果が出た」と目尻を下げた。ホームランボールも手にし「これから、親に報告します」と満面の笑みで球場を引き揚げた。