ソフトバンク甲斐、幻の初盗塁 村田がボーク

4回裏ソフトバンク2死、一塁、村田透の暴投で二塁走者の甲斐拓也は三塁を狙う、野手ブランドン・レアード(撮影・今浪浩三)

<ソフトバンク4-1日本ハム>◇26日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク甲斐拓也捕手(24)のプロ初盗塁が幻になった。4回1死から二盗を決めたが、日本ハム村田にボークの判定。鳥越内野守備走塁コーチからも「チャンスがあったら行け!」と背中を押され、タイミング的にもセーフだっただけに「判定なので仕方ないですね。また次、頑張って走ります」と、苦笑いだった。

 だが、これでスタメンマスクを被った試合は5連勝。開幕から1カ月が経ち、疲労もたまってきているが「心地いい疲れですよ」と前向き。達川ヘッドコーチも「拓也からは必死さが伝わってくるし、ケチのつけようがない。勝って自信になっている」と話し「努力した人が成功するとは限らないが、成功した人は皆、努力をしている」と、準備を怠らず、定位置をつかもうと必死な甲斐を評価していた。