オリックス「みんな状態悪い」5月急下降3連敗

9回表オリックス2死、T-岡田は空振り三振に倒れ試合終了(撮影・栗木一考)

<ソフトバンク7-0オリックス>◇11日◇ヤフオクドーム

 オリックスが元気なくソフトバンクに敗れ、開幕3連戦に続く今季2度目の同一カード3連敗を喫した。打線が今季最少の2安打と振るわず、2度目の完封負け。過去6戦全敗のバンデンハークを3盗塁と揺さぶったが本塁が遠かった。「点数が取れないとどうしようもない。みんな状態が悪い」と福良監督は厳しい顔だ。5月は9試合で18得点。この3連戦でクリーンアップは2安打にとどまった。

 守りでも痛すぎるミスが出た。1点差の6回、1死満塁で今季初登板の大山を投入。上林を三振に打ち取った直後、高谷への初球スライダーを若月が捕逸で2点目を献上した。抑えていれば流れを呼び込めそうな場面。監督も「あのパスボールは痛かった。大山も良かったし。(1点差なら)球場も球場だしね」とポイントに挙げた。最大8あった貯金を2まですり減らした。全員で早く苦境を脱出したい。