工藤監督「分からない」緊急降板の千賀がMRI検査

オリックス対ソフトバンク 1回裏オリックス2死、体の異常を訴え、佐藤コーチ(右から2人目)やトレーナーに付き添われ緊急降板する千賀。右は捕手甲斐(撮影・奥田泰也)

<オリックス3-2ソフトバンク>◇16日◇京セラドーム大阪

 ソフトバンク千賀滉大投手(24)が初回2死を取ったところで背中の違和感を訴え、緊急降板した。

 先頭の武田を右飛に打ち取り、2番駿太をフォークで空振り三振に仕留めた後、ベンチに合図を送ると、佐藤投手コーチがマウンドへ。その後、トレーナーとともにベンチ裏に下がったが、そのまま交代となった。

 千賀は試合中に大阪市内の病院に向かい、MRI検査を受けた。

 三森1軍メディカルトレーナー補佐によると、違和感があったのは背中の左側で、つったような感じがあったという。千賀も降板時に左腰を押さえるしぐさを見せていた。

 佐藤投手コーチは「筋肉痛だよ」と説明。工藤監督は「突然つったのかどうなのか分からない」と話した。

 チームは千賀の緊急降板を受け、石川、飯田、五十嵐、嘉弥真、森と5人のリリーフを投球し、オリックス打線を3点に抑えたが、打線が金子を攻略できず。

 9カードぶりにカード初戦で黒星を喫し、5月初の連敗となった。