阪神秋山7回降板 小林勝負「最後の精度甘かった」

7回表巨人2死一、二塁、秋山は小林に先制の右適時二塁打を浴びる(撮影・宮崎幸一)

<阪神0-1巨人>◇23日◇甲子園

 阪神秋山拓巳投手(26)が好投もむなしく、7回5安打1失点で3敗目を喫した。6回までわずか3安打に抑えたが、7回2死一、二塁から巨人小林に右前適時二塁打を許し失点。「悔しいですね。中井さんを歩かせて、小林さんと勝負という指示でした。最後の最後の精度が甘かった」と唯一の失点にうつむいた。

 7回を投げて3四球と安定した投球を見せ、巨人のエース菅野と投げ合った。投げ合ったからこそ、足りない部分が見えた。菅野は7回無死一、二塁の最大のピンチを、3者連続三振で切り抜けた。「ピンチで抑えこんでいる。そこがエース。大きな違いが出た」。次はエースに負けない投球を目指す。