森監督「外野に飛ばせなかった選手…」荒木偉業感服

中日対楽天 4回裏中日1死、2000安打を達成した荒木(右)と握手を交わす森監督(撮影・上田博志)

<日本生命セ・パ交流戦:中日1-5楽天>◇3日◇ナゴヤドーム

 中日は楽天美馬を打てなかった。連勝は2で止まった。荒木の通算2000安打達成で本拠地は盛り上がったが、勝利につなげることはできなかった。

 荒木は試合後、再びグラウンドに姿を現し、場内に何度も頭を下げて、大声援に応えた。引き揚げてからは、ナインやスタッフを前にお礼のあいさつをした。

 森監督は会見で「リーチをかけてすぐにね。今、お祝いをしてきたよ。外野にも飛ばせなかった選手が2000本打てたのは練習しかないと言っていた。若い選手にも上を目指してほしいと。まだあいつには盗塁とかの記録がある。チームに必要な存在だし、ケガなくこれからもやってほしい」と祝福した。

 プロ初先発の新人柳は5回まで1失点で粘ったが、6回に3失点し、6回4失点。初黒星になった。指揮官は「ある程度(感触を)つかんだとも思うし、どうしたら失点になるかとか、どうしたら空振りがとれるかとか、いろいろなものが出た。いい勉強になったんじゃないか」と一定の評価をした。