<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム1-2巨人>◇9日◇札幌ドーム
巨人が、ついに屈辱の連敗に終止符を打った。80年を超える歴史で球団ワーストを更新する13連敗を喫していたが、「日本生命セ・パ交流戦」の日本ハム1回戦でストップさせた。
巨人高橋監督が、ようやく笑った。前日8日西武戦から組んだ新オーダーが機能した。2回1死二、三塁。村田と長野の連打でつくった好機で、7番石川が昨季まで同僚だった高梨のカーブを先制打に仕留めた。高橋監督は「なかなか流れを持って来られない中で先制点が大きかった」と評価。先制された試合は15連敗中だっただけにチームを勇気づける3連打となった。
「メークドラマ」発祥の地で、負の歴史にピリオドを打った。21年前、同じ札幌での集中打が伝説の幕を開けていた。96年7月9日、札幌円山球場。広島相手の9連打で快勝した一戦をきっかけに、首位との最大11・5差を大逆転して優勝した。終身名誉監督の長嶋茂雄氏(81)は4日、巨人を心配する周囲を制するように言った。「まだ終わってないよ。北海道の“あれ”があったね」。大逆転劇につながるターニングポイントの到来を期待していた。
石川は「最近は先制点を取られていたので、最後のチャンスだと思っていった。明日が一番大事」と締めた。この1勝を、奇跡につながる「北海道の“あれ”」にしたい。【浜本卓也】