立大59年ぶりVへ王手、田中誠也8回途中0封

力投する立大・田中(撮影・滝沢徹郎)

<全日本大学野球選手権:立大1-0東海大北海道>◇10日◇準決勝◇神宮

 立大が継投で東海大北海道を0封し、59年ぶり4度目の優勝へ王手をかけた。

 先発した田中誠也投手(2年=大阪桐蔭)が8回途中3安打無失点と好投した。8回2死一、三塁のピンチで中川颯投手(1年=桐光学園)にマウンドを譲ると、中飛でピンチを脱した。9回もきっちり3者凡退に切って取り、初回に相手失策絡みで挙げた1点を守った。中川は「誠也さんが頑張って投げていたからしっかりカバーしようと思った。とにかく腕を振って投げることだけを心がけた」と笑みがはじけた。