中日大野に悪夢の6回「勝負を急ぎすぎ」5連打降板

中日対日本ハム 6回表日本ハム2死一、二塁、中田に適時2点二塁打を打たれがっくりする大野。左は生還した松本(撮影・前岡正明)

<日本生命セ・パ交流戦:中日5-7日本ハム>◇14日◇ナゴヤドーム

 中日大野雄大投手(28)にとっては悪夢の6回になった。初回に4点の援護をもらった左腕は、5回まで中田のソロ本塁打の1安打だけに抑えていた。

 だが4-1の6回、2死走者なしから4連打で同点にされ、5連打されたところで降板。「2死を取ってから勝負を急ぎすぎました」と大野。このピンチは伊藤が抑えて逆転は許さなかったが、4-4の7回に勝ち越された。

 今季は開幕投手を務めながら2カ月以上勝てず、ようやく今季初勝利を挙げた前回7日のロッテ戦のヒーローインタビューでは涙を流した。2連勝して、信頼を取り戻したい試合だった。