巨人山口俊ノーヒット1勝「長かった」涙のお立ち台

巨人移籍後初勝利を挙げた山口俊は目に涙を浮かべながらヒーローインタビューに臨む(撮影・井上学)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人3-0ソフトバンク>◇14日◇東京ドーム

 巨人が継投でノーヒットノーランを達成した。継投での達成は、レギュラーシーズンでは06年日本ハムの八木-武田久-マイケル(延長12回)以来4例目。ポストシーズンを含めると、07年日本シリーズでの、中日山井-岩瀬による完全試合以来となる。

 巨人移籍後初登板初先発の山口俊投手(29)が6回まで4四球を与えながら、無安打無失点で1勝目を挙げた。

 山口俊はお立ち台で「はじめまして。山口俊です。よろしくお願いします」とファンにあいさつ。涙ぐみ、言葉を絞り出すように「すごい長かったですし、勝ててホッとしています。FAで来てすごい迷惑をかけていましたし、この1勝だけでなく、ジャイアンツの一員として頑張っていきたい」と話した。

 6回ノーヒットで降板したことについては「どうですかね、僕自身疲れていたので。勇人のホームランで勝ちをつけてもらったので良かったです。結果的にノーヒットで良かったと思いますけど、チームが勝てたことをうれしく思います」と振り返った。