巨人山口俊FA→右肩痛、たどり着いた本拠地1勝

巨人対ソフトバンク 巨人移籍初勝利を挙げウイニングボールを手にガッツポーズをする山口俊(撮影・横山健太)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人3-0ソフトバンク>◇14日◇東京ドーム

 巨人山口俊投手(29)が6回無安打無失点と完璧な投球で、移籍後初登板初勝利を飾った。150キロ前後の直球とフォークで、ソフトバンク打線を圧倒。6回裏に坂本勇の7号先制2ランで2点のリードをもらい、勝利投手の権利を持ったまま降板した。2番手以降のマシソンとカミネロも無安打無失点でつなぎ、球団史上初の“ノーヒットノーラン”継投を達成した。

 山口俊はDeNAからFA移籍してきたが、右肩痛でファーム調整が続いていた。ようやくたどり着いた本拠地・東京ドームでのお立ち台。「初めまして、山口俊です。よろしくお願いします!」と興奮気味にあいさつしたものの「すごく長かったです。勝ててほっとしています……」と声を詰まらせた。「FAで来て、すごく迷惑をかけている。この1勝でジャイアンツの一員として頑張っていきたい」と力強く宣言した。