DeNA浜口5勝 ルーキー支える“専属捕手”高城

本拠地初勝利を挙げたDeNA浜口(右)は捕手高城に頭をなでられ笑顔を見せる(撮影・足立雅史)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-2ロッテ>◇14日◇横浜

 DeNA浜口遥大投手(22)が交流戦3連勝で、今季5勝目を挙げた。「コントロールがよくなかった」と、苦しい中でも5回まで無失点。高城俊人捕手(24)が「自滅しないことを意識した」と好リードで5回1/3を6安打1失点で勝利投手となった。

 5月は3連敗を喫するなど4試合連続で勝利から遠ざかり苦しんだが、交流戦に入って3戦3勝。“浜口専属捕手”として今季10試合でマスクをかぶる高城が、リード面で浜口の能力を引き出している。「いろんな球種を使うことをやめた。とにかく浜口をノビノビ投げさせてあげる。気持ちよく投げられるように意識している」と、試合のたびに調子を見極める。この日は勢いのあった直球主体の投球でサインを送った。

 ドラフト1位とはいえ、新人ながらチームの稼ぎ頭。アレックス・ラミレス監督(42)は「開幕前に10勝できると言ったけど、これで中間地点にきた」と、喜んだ。浜口は「少しずつ自信を持てるようになってきた」と、手応えをつかんでいる。