阪神中谷、プロ初5安打“人生初”の超猛打賞に満足

サヨナラ打の原口(右)と5の5と活躍した中谷がお立ち台で笑顔をみせる(撮影・清水貴仁)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-2西武>◇15日◇甲子園

 阪神中谷が、自身初の1試合5安打でサヨナラ劇のお膳立てだ。10回1死二塁で打席に入り、西武シュリッターに追い込まれながらしぶとく右前へ抜けるこの日5本目のヒット。一、三塁に好機を広げ、原口のサヨナラ打につなげた。

 お立ち台では「(福留)孝介さんが、何としても送ってくれたっていう思いがあったので、絶対かえしてやろうという気持ちでした」と振り返った。昨年の4安打を超えるプロ初の5安打には「自分が一番ビックリしています」と笑った。「(アマ時代も)ないと思います」と“人生初”の超猛打賞に満足げ。金本監督も「(10回は)追い込まれて、ライト前にヒット。素晴らしいバッティングですね」とたたえた。

 期待の大砲候補は、5月半ばまでに5本塁打。打率も一時3割に乗ったが、その後は数字を下げ、西武3連戦前には2割2分を割り込んでいた。最近は片岡打撃コーチらと、課題の内角の打ち方、腕のたたみ方について練習で取り組んでいる。それが、この3連戦で12打数8安打という猛打につながった。指揮官も「インサイドを攻められたときの嫌な感じは少し消えているのではないか。何とかなるかな、というのが、どこかにあるのでは」と、大器の本格化を期待している。【高垣誠】