西武秋山2発で自己最多タイも「感触消さないと」

9回表西武2死二、三塁、秋山は右越え3点本塁打を放つ(撮影・前岡正明)

<日本生命セ・パ交流戦:中日1-9西武>◇16日◇ナゴヤドーム

 西武秋山翔吾外野手(29)が、13号2ラン本塁打を放った。5回1死二塁、外角のスライダーを逆方向の左翼席最前列に運んだ。

 「1番の金子が2ストライクまで我慢してヒットを打ち、次の源田が初球を送ってくれ、いい流れで打たせてもらいました。2人のおかげです」。お膳立てに感謝していた。

 9回にはルーキー丸山の145キロの直球を右翼席へライナーで突き刺した。216安打した15年に並ぶ自己最多タイの14号3ラン。「感触はよかった。あそこに打てたら最高だけど、感触を消さないといけない」。本塁打を狙って打撃を崩さないよう、自分に言い聞かせるように語った。まさに打撃の職人だ。