巨人陽が移籍1号「サイコー」頭部死球恐怖乗り越え

巨人対ロッテ ジャビット君と一緒にピースをする巨人陽(撮影・横山健太)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人8-0ロッテ>◇17日◇東京ドーム

 巨人陽岱鋼外野手(30)が移籍第1号の2ランを放ち、本拠地のファンから大歓声を浴びた。

 6点リードの8回2死一塁で打席へ。ロッテ土肥の真ん中チェンジアップを打ち抜いて、右中間スタンドへと放り込んだ。

 9回の中堅守備につく直前は、帽子を脱いで巨人ファンに向けて一礼した。15日のソフトバンク戦で頭部に死球を受けた影響で、前日16日は休養。「打席でボールが高めに来たときに、残像はありました」と恐怖心は残っていたが、「やってやろうという気持ちがありました」と、2安打2打点で躍動した。

 「もうサイコーの気分です。素直にうれしかった。ケガで出遅れて、みんなに迷惑をかけました。2、3軍のリハビリではトレーナーさんなど、みんなが支えてくれた。これからチームのために貢献したいです」と力強く話した。