ソフトバンク田中正義4カ月ぶり実戦登板「第1歩」

対外試合プロ初登板の田中は1イニングを無失点に抑えベンチに戻る(撮影・今浪浩三)

 右肩違和感でリハビリ組でのトレーニングを続けていたソフトバンクのドラフト1位、田中正義投手(22)が23日、3軍練習試合・西部ガス戦(筑後第2)で対外試合デビューを飾った。

 2番手として5回に登板。1イニングを投げ、3者凡退に抑えた。先頭打者を右飛に仕留めると、続く打者を143キロの直球で空振り三振。3人目も左飛に打ち取った。

 この日の最速は144キロ。球団のスピードガンでは152キロを計測した。球数は13球。直球主体で変化球はフォーク1球のみだった。実戦での登板は2月23日の紅白戦以来、4カ月ぶりで、登板を終えた田中は「無事1イニングを投げることができて少し安心した。これで第1歩を踏み出せるかなと思う。これから段階を踏んで、今季中に1軍で投げることができたらうれしい」と話した。

 次回は順調にいけば来週末の2軍オリックス戦に登板する予定。