阪神ドラフト1位大山悠輔内野手(22)が3日、レギュラー生き残りに気合をみなぎらせた。ここ2試合はプロ初本塁打の決勝弾に2安打と大暴れ。金本知憲監督(49)は今日4日DeNA戦(ハードオフ新潟)でも5番一塁先発起用する方針だが、6日には新外国人ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)が来日予定。一塁新助っ人登場までに結果を出し続けレギュラー争いを勝ち抜く意気込みだ。
大阪国際空港を歩けば、すれ違う人々の目が一瞬見開く。この数日間で注目度は激変した。それでも大山は地に足がついている。浮かれることなく、冷静に現状を把握していた。
大山 今はチームのために必死にやるだけ。それしか考えていない。打てなかったら交代なので、1球1球必死にやるだけ。
チームは初めて大山に5番一塁を任せた1日ヤクルト戦で連敗を8で止め、2連勝中だ。1日はプロ初安打初打点を決勝3ランで決め、2日同戦は反撃の右前適時打など2安打2得点。今もっとも旬な若虎を起用しない手はない。大山は今日4日もDeNA戦で「5番一塁」に座る。指揮官は4連勝中のDeNAに対し、ドラ1ルーキーの勢いで対抗することを明言した。
金本監督 代える理由ないでしょう。昨日も2本打ってくれて。代えたら皆さんに怒られる(笑い)。
2ゲーム差まで迫られた3位チームとの3連戦。重要な対決でもクリーンアップを任される。首脳陣からの信頼は急上昇しているが、本人が危機感を募らせるのには訳がある。新外国人ロジャースが6日に来日予定。2軍調整を経て早ければ球宴明け初戦の17日広島戦でタテジマデビューを果たす。新助っ人には一塁先発の座が用意されており、大山はR砲が快音を響かせる前に結果を積み重ねておく必要がある。
金本監督は大山とロジャースについて「ポジションが重なるわね」と一塁を巡るバトル状況を説明した。大山が本職とする三塁には鳥谷が君臨している。ただ、大山は2軍戦で遊撃、外野守備にも就いている。指揮官は「複数のポジションを守れるのは、チャンスが広がるのでいいんじゃないか」とも表現。打力でアピールを続ければ、ロジャースお披露目後も外野や遊撃でスタメンにしがみつける可能性は十分ある。勢いを一過性では終わらせないためにも球宴突入まで残り8試合が大事になる。大山がレギュラー生き残りの強い覚悟を持って、DeNA戦に臨む。【佐井陽介】