阪神秋山、初球宴 苦節8年監督推薦に新潟で御礼だ

オールスターに監督推薦での出場を決め、笑顔でポーズをとる秋山(撮影・伊藤航)

 苦節8年、やりました! 阪神秋山拓巳投手(26)が監督推薦で「マイナビオールスターゲーム2017」(第1戦=7月14日ナゴヤドーム、第2戦=同15日ZOZOマリン)の初出場を決めた。対戦したい打者には、パ・リーグ2冠のソフトバンク柳田を挙げて三振奪取宣言。今日4日は2差で迫るDeNA戦(ハードオフ新潟)で先発先陣を切るが、会心ピッチで御礼登板にする意気込みだ。

 秋山にうれしいニュースが飛び込んできた。開幕から先発ローテを守って6勝を挙げた活躍が認められ、監督推薦でオールスターに選出された。入団8年目で初めてのお祭り舞台だ。

 秋山 正直、僕が選ばれて良いのかなという気持ちが強いです。けど、やっぱりここまで苦労しましたし、今まで支えてもらった皆さんに感謝の気持ちを伝える場としてしっかり投げていきたい。

 昨季までの7年間で6勝。周囲から大きな期待をかけられながらも結果を出し切れなかった。それでも励まし、支えてくれた方々のために、1球1球感謝を込めて全力投球する。

 秋山 見逃し三振を取りたいと思う。僕が一番気持ちいいのが見逃し三振なんで。真っすぐであればいいかなと思います。

 対戦したい打者には20本塁打&67打点でパ・リーグ2冠王をいく柳田を挙げた。交流戦での豪快なスイングが頭に残っている。「すごいスイングをするので、しっかり勝負したい。カウントが整えば(三振を)狙いたいと思います」。静かに闘志を燃やした。

 もちろん球宴前に阪神での仕事をしっかりこなす。今日4日、新潟でのDeNA戦で先発。敵軍は2ゲーム差に迫る3位で、しかも4連勝中と乗っている存在だ。3連敗すれば3位転落の危機でもある。「桑原もパンチ力がある。なるべくやり残したことがないように、1人1人打ち取っていきたい」と力を込めた。初戦の勝利を導き、3ゲーム差に突き放す意気込みだ。

 「(球場は)きれいなイメージがあります」。ハードオフ新潟は高校時代、のちにチームメートになる原口と対戦した思い出の球場でもある。「1本打たれたみたいです。当時は知らなかったですけど。2人で頑張りたいですね」。高3時に新潟国体が行われ、秋山は愛媛・西条、原口は帝京として1回戦で火花を散らした。結果は2-0で秋山の西条が完封勝利を収めた。懐かしの地で8年間の成長を見せつける。球宴選出御礼快投で、チームに勢いをもたらす。【山川智之】