日本ハム大谷翔平投手が23歳の誕生日を迎えた5日、1軍マウンドへの道筋が見えてきた。試合がなかったこの日、栗山英樹監督(56)が前半戦に投手として復帰させる方針を示した。先発投手が足りないチーム状況から、先発としての復帰登板が見込まれる。公式戦の登板は、完封勝利で胴上げ投手になった昨年9月28日の西武戦(西武プリンスドーム)以来となる。二刀流の完全復活が、いよいよ近づいてきた。
栗山監督が、大谷の投手起用について言及した。札幌に戻る羽田空港。報道陣から、1日に2軍戦で復帰登板した大谷の次回登板について問われた時だった。「1軍という舞台で、力の入る状況で確認しなければいけない。オールスター前にやっておけば、5日間ゲームがなくなる。球宴はあるが、立て直しができる時間がある。その時期をうまく使わないと」。チームは今日6日から7連戦で前半戦を終える。このいずれかで復帰登板が実現しそうだ。
先発が足りないチーム状況から、大谷は先発として復帰する可能性が高い。また栗山監督は「札幌ドームがいいとか、そういう感覚はない」と語っており、敵地となる10日からのオリックス3連戦も視野に入っている。前半戦最後の3連戦で登板し、球宴休みで、これまでに痛めた右足首や左太ももなど体の状態をチェック。問題がなければ後半戦から本格的に二刀流でフル回転になりそうだ。大谷はファン投票で球宴に選出されているが、打者としてだけ出場する見込み。
先発とはいえ、2~3イニングのみの登板になる。栗山監督は「投手のことは丁寧にきちっとやりますよと言っている」と語るなど、無理をさせず段階を踏んでいく方針だ。最速157キロをマークした1日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)では、1イニング23球で降板した。次回は40~50球が目安となる。
この日23歳の誕生日を迎えた大谷は「毎年くるものなので特に変わらないですが、1年1年頑張りたいです」と感想を口にした。新たな年齢での意欲を問われ「前半はほとんど出ていませんから、後半は役に立てるように頑張りたいです」と答えた。今日6日の西武戦(札幌ドーム)は野手として出場する予定で「出たところで頑張りたい」。二刀流の復活も間近に迫った。23歳を充実した1年にする。【木下大輔】
▼日本ハムの先発ローテ予想 今日6日西武戦(札幌ドーム)はメンドーサが先発。7日からのソフトバンク3連戦(同)は有原、プロ初先発の井口、上沢の順で先発が濃厚。10日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)は2軍調整中の斎藤と浦野が抜てきされる可能性が高く、先発順は未定だが、そこに大谷が組み込まれそうだ。