阪神上本が適時打「なんとかランナーをかえそうと」

4回裏阪神1死満塁、上本は左勝ち越し適時打を放つ(撮影・宮崎幸一)

<阪神7-6巨人>◇9日◇甲子園

 阪神上本博紀内野手(31)が貴重な勝ち越し適時打を放った。

 同点の4回1死満塁。山口俊の低めスライダーを拾い、ゴロで三遊間を破った。三塁走者の糸原が生還。二塁走者の岡崎は本塁を突くが、左翼中井の好返球で刺された。その直前、同点に追いつかれただけに、流れを引き寄せる一打になった。

 「満塁のチャンスでまわってきた打席だったので、なんとかランナーをかえそうと思い、初球から打ちにいきました。抜けてくれて良かったです」と振り返った。