日本ハム西川V打、大谷超え女子人気2位カッコよく

5回裏、西川は先制となる左前適時打を放つ(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム2-0ソフトバンク>◇9日◇札幌ドーム

 バットでしっかり主役の座を決めた。日本ハム西川遥輝外野手(25)が、決勝の先制適時打を放った。4回まで両チーム無得点。5回1死一塁から、9番市川がバントで送り、2死二塁。先制の好機を託された。「プレッシャーで押しつぶされそうだった」と緊張感が走ったが、カウント1-1。151キロ直球を詰まらせながらも、左前に落とした。チームの連敗を5で止める決勝打だった。

 くしくも、ファンによる「彼氏にしたい選手NO・1決定戦」は、この日が結果発表だった。6~9日の期間で行われ、今年で3回目。チーム屈指のイケメン西川も、3連覇を決めた中島には及ばなかった。ただし、大谷を上回る2194票をゲット。昨年から順位を1つ上げる堂々の2位だった。イベントの結果について聞いても「昇格? 昇格じゃないよ!」と、照れ隠しのように“ツンデレ”な態度に終始する。優勝こそ逃したものの、貴重な安打を放った分、勝利の女神のハートはがっちりつかんだ格好だ。

 連敗は5で止まり、オールスター前最後のホーム戦を勝利で飾った。初出場する球宴が控えるが「前半戦をいい形で終えられたら」。残る3試合へ、すでに気持ちを切り替えていた。【保坂果那】