<フレッシュオールスターゲーム:イースタン選抜0-0ウエスタン選抜>◇13日◇静岡
阪神ドラフト2位の小野泰己投手(23)が、「フレッシュオールスターゲーム2017」(静岡)で快投した。ウエスタン・リーグ選抜の一員で先発し、オール10球真っすぐ勝負で1回をピシャリ。1軍で先発ローテを務める右腕らしい貫禄を示し、後半戦で目指すプロ初勝利に弾みをつけた。試合は両軍投手陣が好投し、フレッシュ球宴史上初めて0-0で引き分けた。
小野はオール真っすぐでいくと決めていた。1回2死で楽天田中と対戦した場面だ。追い込んでからこの日、最速の150キロ直球を高めにコントロール。バットにかすらせず、空振り三振に仕留めた。任された1イニングを全10球ストレートで3者凡退。1軍先発ローテで回る男らしく、貫禄の投球を披露した。
「いつもと違った雰囲気で、投げていて楽しかったです。ストレートで空振りが取りたいと思っていたので、全部ストレートでとキャッチャーに言っていた。気持ち良かったです」。タフな強心臓の持ち主は、雨の悪条件にも動じなかった。だが本当に目指す球宴舞台はここではない。「次の目標は1軍の球宴」との問いに「はい!」と力強く応えた。
目指すプロ初勝利へ、いいきっかけにしたい。チームではルーキーながら7試合に先発。だが試合はつくっているが援護に恵まれず、白星なしの5敗を喫した。「早く1勝できるように、気を引き締めていきたい」。8差で追う首位広島を大逆転するべく、後半戦も先発の一角を担う。静岡での快投を自信に、“進化”発揮の夏にする。
【山川智之】