柳田逆風なんの本塁打競争連覇、球場特徴知る男の技

ホームランダービーで2戦連続で優勝を飾った柳田。手前は投手松田(撮影・たえ見朱実)

<マイナビオールスターゲーム2017:全パ3-1全セ>◇第2戦◇15日◇ZOZOマリン

 ソフトバンク柳田がホームランダービーを連覇した。

 ZOZOマリンスタジアム風速計は上空8メートルの左翼から本塁への逆風。「ここは上げると全部戻るんで、上げないように」とライナー狙い。2本打てば勝利する決勝戦では、3、4球目に思い通りのライナーでスタンドへ運び連覇を決めた。連覇は13年DeNAブランコ以来4年ぶりの快挙となった。

 1回には菅野と対決。菅野から直球を投げると宣言された。柳田もヘルメットが飛ぶほどのフルスイングで応え空振り三振。「球も速いしキレがある。中途半端じゃヤバイとマン振りしました。シーズン中はこういう対決はない。小さいころの野球みたいで楽しかった」と、力勝負を演じた。2試合5打席で無安打だったが、ホームランダービーを連覇。「来てよかった。(後半戦に向けて)修正しないと」と、再びリーグ戦仕様のスイングに戻す。現在リーグ3冠王。04年以来の快挙とリーグ優勝を目指し後半戦に突入する。