工藤監督が熊本の小学校訪問、全校生徒の前で講演

熊本地震で被害が大きかった熊本・高木小学校を訪れたソフトバンク工藤監督は児童たちの前で熱弁を振るう

 ソフトバンク工藤公康監督(54)が20日、熊本地震で被害が大きかった熊本県御船町の高木小学校を訪問した。

 全校生徒105人の前で講演し、「夢をあきらめずにチャレンジすることの大切さ」を伝えた。質問コーナーでは児童から「つらいときはありますが?」と聞かれ「ありますよ。優勝できなかったこと。1年間頑張っている選手たちに楽しい思いをさせたい」と答えた。

 児童の約1割は現在も仮設住宅での生活を続けている。工藤監督は「子どもたちは強い。こちらが元気をもらった」と話し、全生徒に鷹の祭典ユニホームをプレゼント。さらに夏休み期間中に全員をヤフオクドームでの公式戦に招待することも発表し、子どもたちは大喜びだった。