<中日7-0阪神>◇30日◇ナゴヤドーム
パンダよ鯉を食え! 阪神は中日先発の八木ら4投手に封じられ、4安打で今季9度目の完封負けを喫した。今季2度目のカード3連戦3連勝を逃したが、希望はジェイソン・ロジャース内野手(29)の存在だ。この日9回に中前打を放ち、5戦連続安打。4番定着後の7試合で25打数8安打、打率3割2分と当たっている。再び10ゲーム差に開いたが、明日8月1日から初めて敵地で迎える首位広島との3連戦でも、新助っ人の活躍に期待だ。
不思議な負けだ。終わってみれば、スコアボードにはゼロが9つ並んでいた。中日先発八木に的を外され、計4投手相手に散発4安打で今季9度目の完封負けを喫した。7連敗していた中日にまさかの完敗。金本監督は「(八木は)のらりくらりとテンポも悪く…。相手のテンポに合わせてしまったんかな」と分析するしかなかった。
左腕八木は目を見張るボール、制球力があったとは言えない。4回表の攻撃前にはベンチ前で円陣が組まれ、「狙い球を絞れ」「低めは我慢」の2点が徹底されたという。それでも6イニングを2安打無得点と抑え込まれ、今季初勝利を献上した。ヤクルトの連敗を14で止めた先週に続き、中日の連敗もストップさせる形に。苦しむライバルを完膚なきまでにたたきのめすことができず、虎の連勝は3で止まった。
そんな中、4番ロジャースは5戦連続安打と好調だ。4回に先頭で四球をゲット。9回2死では2ボール2ストライクから、右腕伊藤のフォークを中前にはじき返した。これで最終打席の打率は9打数7安打で7割7分8厘。出塁率に至っては8割1分8厘まで跳ね上がった。試合後は「毎打席、修正できている。相手の攻め方は向こう(米国)と変わらない。タイミングの取り方については工夫しながらやれているね」と穏やかな表情。適応能力に評価は高まるばかりだ。
7月23日ヤクルト戦で阪神第100代目の4番に就任して以降、計7試合で25打数8安打の打率3割2分。金本監督が「選球眼がいいよね。割とボール球を我慢できているし、速い球にも対応できている」と納得するのもうなずける。
明日8月1日からは敵地で首位広島との3連戦に入る。大逆転Vを狙う上で、負けられない戦いは続く。会見の最後、指揮官は言った。「孝介(福留)も休みを多く入れないと、いいモノが出てこないだろうし。ロジャースに頑張ってもらおうかな、という感じです」。救世主への期待は、日に日に大きくなっている。【佐井陽介】
▼ロジャースは各試合の最終打席で、9打数7安打の打率7割7分8厘と大当たり。全13安打の過半数が集中し、最終打席以外の29打数6安打、2割7厘から大幅にはね上がる。最終打席では他に2四球あり、出塁率は8割1分8厘という好成績だ。