オリックスあと1死から新抑え黒木で痛い逆転負け

オリックス対楽天 9回表楽天2死一、二塁、逆転を許し唇をかむ黒木(撮影・渦原淳)

<オリックス3-4楽天>◇30日◇京セラドーム大阪

 オリックスがあと1死からの逆転負けで、14年以来の対楽天同一カード3連勝を逃した。

 平野の代役守護神を務めるルーキー黒木が9回2死から突然の乱調。連続四球を与えると、聖沢に左中間への逆転二塁打を許した。「昨日と変わらずに入った。プレッシャーはなかった。1人四球を出したが、次を抑えればと思っていた。これを経験にしないと何も進歩がない」と悔しそうに振り返った。

 先発西から8回に近藤をつなぎ、ベンチとしては打つ手を打ってのどんでん返し。福良監督は首をひねった。「急にストライクが入らなくなった。珍しい。1点差(での抑え)は初めてだったけど、ボールは悪くなかったからね」。前日29日は3点差を締めて2セーブ目。この日は1点差の厳しい場面だった。ただ指揮官の信頼は変わらない。「(抑えは)黒木でいきますよ」と配置転換を否定した。