阪神、広島M点灯阻止へ総力戦 福留、西岡起用も

広島へと移動する金本監督(撮影・田崎高広)

 阪神金本知憲監督(49)が打倒広島へ総力を結集する。最短2日に自力優勝が消滅し、広島に優勝へのマジックが点灯する可能性がある。7月31日に敵地入りした指揮官は、この話題を振られても、表情は変わらなかった。「そうなん? そういうことは気にせず、やるだけ」。これまで通り、一戦必勝の姿勢を貫く。

 前回の広島戦は甲子園で1勝2敗と負け越し。力の差を見せつけられたが「絶対にファイティングポーズだけは崩さない」と言い放った。それだけに総力戦に持ち込む決意だ。「(福留は)状態を見ながら、行きますよ。ツヨシも状態が良かったら、行ってもらうし」。中日戦で休養を与えた福留、西岡のスタメン起用の可能性に触れた。4番ロジャースを軸に、打力でも広島に対抗する、

 不安材料は先発陣にある。マツダスタジアムでは5戦1勝4敗、42失点と打ち込まれている。金本監督は「よう打つね。バッティングは12球団でトップクラス。足もあるし」と実力を認める。

 だが先発予定の岩貞、小野は広島に未勝利。強力打線をいかに封じ込めるか。「若いピッチャーはどれだけ、いいボールを投げ込めるかしか見てない」。攻めの姿勢を期待した。

 奇跡の逆転優勝に、望みをつなげるか。金本監督は決戦を前に、終始、冷静だった。簡単に2連覇は許さない。猛虎の意地が見たい。【田口真一郎】