<日本ハム4-6オリックス>◇5日◇札幌ドーム
終盤の逃げ切りに失敗した。日本ハム栗山英樹監督(56)は、1点リードの7回にセットアッパー宮西を投入したが、オリックス・マレーロに同点打を浴び、田中豊にスイッチした直後にはロメロに決勝弾を浴びた。交流戦が明けてから、連勝は1度もなし。借金はワーストタイの28までふくらんだ。
満員のスタンドは、ベンチからもよく見えた。「申し訳ない。謝って済むものではないし、言葉でどうこうではないと思う。ファンのみなさんに喜んでもらえるチームに持っていくしかない」。責任を感じるからこそ、栗山監督は言葉に力を込めた。
ツキにも見放された。1点リードの7回にマウンドに上がった宮西は、2死二塁でマレーロを迎え、外角へ速球を投げ込んだ。バットをへし折り、打球は力なく飛んだが、野手を避けるように中前に落ちた。この日の観衆は4万523人。3点差を逆転した盛り上がりが大きかった分だけ、反動も大きなものだった。
直後には、田中豊が初球の真ん中ストレートを被弾。慎重さに欠いた1球になった。指揮官は「若い人たちが競争している。チームが前に進みながら、そういうプラスアルファを足して勝っていかないといけない」。現状を打破し、チームを底上げするために、若手が実戦の中で経験を積んで、ポジションを勝ち取っていくことを期待した。
白星が続いたのは6月18日ヤクルト戦と23日楽天戦の2連勝が最後。交流戦が終わってから、1度も連勝がない。「勝つためにやっている。結果がすべて」。狂った歯車は、戻らないまま時だけが過ぎていく。【本間翼】