<広島0-5ヤクルト>◇19日◇マツダスタジアム
エースの自覚で勝った。ヤクルト小川泰弘投手(27)が広島相手に8回5安打無失点で6勝目を挙げた。7回1死満塁。「出し切る気持ちで投げました。1本で流れがいってしまう打線。後悔のない球を投げたい」とピンチで集中力を高めた。思い切り腕を振り、エルドレッド、田中と2者連続で空振り三振を奪い、勝利を引き寄せた。
負けられない思いがあった。14日にフジテレビ三上真奈アナウンサー(28)との真剣交際が発覚。報道後の登板で結果を残せなければ、周囲からの批判は来る。「自分だけじゃなく、彼女に嫌な思いをさせる。それにチームが勝てないのはつらい」と一層気を引き締めた。だからこそピンチを招いても「勝つ気持ちを強く前面に出せた」と直球で押し込めた。
節目の1勝でもある。プロ入り5年目で通算50勝となった。5年以内での到達は球団では石川以来。エースとしての結果を残している。「50勝は節目ですし、通過点。石川さんに頼っていてはダメ。全て任せられる投手に成長したい。しっかり姿で見せていきたい」と次代を託される存在になりたいと意気込む。節目の勝利を挙げますます責任が増す場所へと上る。【島根純】