日本ハム横尾おにぎり君1号「気持ちいい」プロ初弾

4回、本塁打を放ち「おにぎりポーズ」の横尾(撮影・黒川智章)

<楽天2-5日本ハム>◇27日◇Koboパーク宮城

 「おにぎり君」がプロ初アーチをかっ飛ばした。日本ハム横尾は4回、初球の138キロ直球を左翼席へ。体重90キロの右の大砲は、体を揺らしながらダイヤモンドをまわると名付け親の白井コーチに向けて両手でおにぎりを握るポーズを見せた。「気持ちいいですね。相手のダメージもでかいですし」と、二塁手での初スタメンで4連勝に導いた。

 楽天釜田とは高校日本代表でチームメートだった。11年8月のアジアAAA選手権。パキスタン戦では釜田が先発、横尾が4番。木製バットでの初本塁打を放ち援護した。「(釜田は)本当に素晴らしいピッチャー。ヒットを打ちにいく感覚で」と、認める相手からの本塁打は格別だった。

 今年、初めて1軍でキャンプイン。城石打撃コーチから「ボール球に手を出さない」と助言を受けた。風呂上がりにタオル1枚で、ガラスに全身を映しながら素振りを繰り返した。昨年は開幕1軍入りを勝ち取るも、出場10試合。飛躍を狙う2年目の覚悟だった。

 「ホームランを打てるバッターにこれからどんどんなっていきたい」と誓った。昨年6月に亡くなった父・昭建さん(享年56)に見せたかった晴れ姿。「おにぎり君」にとって忘れられない試合となった。【保坂果那】