西武菊池が最多13勝「不安あった」反則投球克服

力投する西武菊池(撮影・野上伸悟)

<楽天2-6西武>◇31日◇Koboパーク宮城

 西武菊池雄星投手(26)が「反則投球」騒動を乗り越え2失点完投し、リーグトップタイで自己最多の13勝目を挙げた。

 初回、楽天の1番オコエに初球をバックスクリーンに運ばれ、先頭打者弾を浴びたが、修正に取り組んだという投球フォームはスムーズに足を上げ「反則投球」はなし。以降は立ち直り、4回まで内野安打1本と楽天打線を抑え込んだ。5回に2四球からピンチを招き、内野ゴロで1点を失ったが最少失点に留めた。6、7、8回も走者こそ出したが危なげない投球で、1度も反則投球の宣告を受けることなく投げきった。味方の6点の援護にも恵まれ、リードを守りきった。

 菊池はヒーローインタビューで「ちょっといろいろあって、不安もあったんですけど、絶対に勝ちたかった。昨日まで、ピッチングしてもストライクが入らなくて、苦しいのかなと思っていましたが、試合に入ったら気にせず投げられた」と胸中を明かした。

 2段モーションによる反則投球問題で揺れる菊池は、最初の反則を宣告された17日の楽天戦から3度目の先発マウンド。17日は2回に2球続けて反則投球を宣告されたが、クイックモーションで対応し完封。続く24日は、1回の初球で反則投球を取られ、3回7失点と打ち込まれた。

 27日には、NPB友寄審判長らと西武辻監督、菊池らが経緯について直接話し合った。判定に至る事実関係の確認と、疑問点の整理が行われ、菊池自身も「今後は野球に集中して、残り試合は全力で戦う」と話していた。