西武、苦手山岡に2週連続白星献上 新打線機能せず

5回裏オリックス2死満塁、多和田真三郎に交代を告げる辻発彦監督(右)(撮影・奥田泰也)

<オリックス4-2西武>◇2日◇京セラドーム大阪

 西武は、オリックス先発のルーキー山岡に対する相性の悪さが出た。

 6回までに4安打で、栗山の適時打により1得点のみに終わった。先週の土曜日に続き、2週連続で白星を献上。今季は7勝のうち3勝を西武戦で挙げられてしまった。

 辻監督は山岡について「今日はよくなかったんじゃない。行けると思ったけど」と印象を持っていた。1番に初めて「どの球にも対応できるミート力がある。変化球で崩されない」と評価する呉念庭を入れる新オーダーで臨んだ。呉は3回に二塁打を放ったが、2~4番が無安打に終わり、打線が途切れた。

 連勝が3で止まり、オリックス戦の負け越しが決定した。辻監督は「どこに苦戦しても一緒」と、さばさばした表情で話した。

 山岡は西武戦で3勝1敗、防御率1・55と好投しているが、ロッテ戦は2勝3敗で防御率3・35、楽天戦は1勝2敗で防御率6・48、日本ハム戦は0勝1敗、防御率5・27と成績が偏っている。西武にとっては、対策が必要となる。