阪神中谷19号、浜中以来の生え抜き右打者20発へ

広島対阪神 2回表阪神1死、中谷は左越えソロ本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<広島4-3阪神>◇6日◇マツダスタジアム

 阪神中谷将大外野手(24)がチームトップの先制19号ソロを放った。2回1死走者なしの場面で巡ってきた1打席目。広島中村祐のスライダーを強振した。打球はスラッガーらしいきれいな放物線を描いて左翼スタンドに着弾。「浮いてきたボールをしっかり仕留められました。いい感触でとらえられました」。これで生え抜きの右打者では06年浜中以来、11年ぶりとなる20本塁打まで、あと1本と迫った。

 食らいついてきた。今季は開幕から1軍に抜てき。勝負の7、8月には9本の本塁打を量産。北條、高山、原口ら期待の若手が不調で2軍落ちを経験するなか、中谷は1軍の戦列に居続ける。金本監督も「(20本塁打を)打たせるよ」と期待し、最近ではミスをした翌日に取り戻す打撃を見せ、成長を示してきた。

 「そうですね…」

 敗軍の列に加わった中谷は、2打席目以降が課題? と問われて悔しそうに話した。この日は本塁打を放ったものの5打数1安打。3点リードした8回2死満塁の場面ではブレイシアの直球をとらえきれず中飛に倒れた。たたみ掛けたい場面で簡単に打ち上げて後悔が残る打席になってしまった。

 今季はすでに114試合に出場。1打席1打席、1球1球が将来の糧になる。4番候補として期待される男は、確実に成長を続けている。【桝井聡】