中日京田141安打!長嶋さん新人安打記録超え照準

中日対巨人 ファンとタッチする京田(撮影・前岡正明)

 中日のルーキー京田陽太内野手(23)が今季140安打目を放ち、球団の新人安打新記録を樹立した。0-0の5回2死走者なしで迎えた第3打席。持ち前の快足を飛ばし、二塁への内野安打で球団史に名を残した。

 さらに8回1死からの4打席目には巨人2番手マシソンの151キロ直球を左前に運んで、通算141安打とした。

 98年高橋由伸の140安打を抜き、セ・リーグ新人安打記録で単独2位となった。さらに代打藤井の決勝2ランにつなぎ、決勝の本塁を踏んだ。「まずはじめに、強い体に生んでくれた両親に感謝したい。あと、監督さんにもこれだけ出させていただいて、感謝しています。(球団新記録を達成した内野安打は)僕らしい安打になったと思います。(141安打目は)笠原がゼロに抑えていたので、何とか塁に出てチャンスメークをしたかった」と振り返った。

 セ・リーグ新人最多安打記録は58年の長嶋茂雄の153安打。プロ初勝利を挙げた笠原、藤井とお立ち台に上がった京田は声援を送るファンの前で「長嶋さんを抜いてしまうと…はい。抜けるように頑張ります」と控えめに意気込んだ。11試合連続で安打をマークしている。