ソフトバンク今宮決勝打「日本一に向け考えながら」

決勝打を放った今宮健太はファンの賞賛に応える(撮影・宮崎幸一)

 ソフトバンク今宮健太内野手(26)のバットが緊迫したゲームにピリオドを打った。

 0-0の同点で迎えた9回2死一、二塁。オリックスの抑え、平野の初球を左翼線へ運ぶ決勝の2点二塁打だ。「初球から何でもいこうと思っていた。平野さんはクローザーだし、追い込まれたらきつい。早い段階で打とうと思っていました」。2人の走者を返すと二塁ベース上で小さくガッツポーズを作った。

 前日(9月30日)は5点差をひっくり返され逆転負け。CS突破、さらに日本一を目標に掲げるチームにとって、簡単に連敗するわけにはいかなかった。「日本一に向けて、残り2試合、個々人が何ができるか考えながらやっていきたい」と、今宮は気を引き締めた。

 チームは今季の勝ち星を93勝とした。