美女ハードラー木村文子、広島を「1番に」初始球式

投球練習を行う木村文子(撮影・清水貴仁)

 始球式は広島出身の美人ハードラー木村文子(29=エディオン)が務めた。木村は今夏の陸上世界選手権に出場し、100メートル障害で日本勢初の準決勝に進出した。

 「1番になってほしい」思いで背番号1のユニホームをまとい、初の始球式とは思えないほど整ったフォームから投球。惜しくもワンバウンドしたが、見事にホームベース上を通過した。「緊張しました。今はオフ期間で、ほかの競技も取り入れた方がいいということで、かなり練習しました」と白い歯を見せた。

 球場観戦も頻繁にするほどの広島ファン。ただ横浜国立大出身だけに友人にはDeNAファンが多数。試合前から「始球式は応援するけど、勝たせないから」「絶対負けないよ」と場外バトルが盛り上がったという。「ケガ人も出ていて、総力戦で戦っていると思うけど絶対に力を発揮してくれるはず」と広島の逆転日本シリーズ進出を期待した。