慶大・岩見は大物!ドラフト会議の夜にはり治療予約

プロでも一発の期待がかかる慶大・岩見(撮影・和田美保)

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が今日26日、都内で開催される。

 飛距離も器もでっかいぞ。東京6大学リーグで年間新記録の12本塁打を放った慶大・岩見雅紀外野手(4年=比叡山)が25日、神奈川・日吉の慶大グラウンドで練習した。「今の気持ちは特に変わらない。学校もあるし、普通に練習もある。すみません、何も変わったことがなくて」。いつも通りぽつりぽつりと話したが、夢のプロ入りが近づき目標は明確になった。

 岩見 日本を代表するようなホームランバッターになりたいです。憧れは松井秀喜さん。選手としても人間としても目標とされるようなバッターになりたい。

 プロのスカウト陣からは、広島エルドレッドや楽天アマダーに例えられるほどのパワーと飛距離を持つ。今季は春5本、秋はシーズン最多タイの7本塁打を放ち、年間本塁打の新記録を樹立。リーグ史上初の5戦連発もマークし21本塁打を積み上げた。「毎試合、毎打席打ちたいです。でも、気負ったり、欲を出しすぎず打席に立つことができています」と言ってのけた。

 自然体の大物ぶりは、こんなところにも現れた。「木曜日(26日)の夜、いつも通り、はり治療の予約を入れようとして電話したんです。そしたら、先生に『ドラフト大丈夫なの?』って言われて。そうだった! て気付きました(笑い)」。評価が上がり、上位候補に名を連ねても浮足立つことはなかった。

 優勝のかかる28日からの早慶戦では、先輩である高橋由伸(現巨人監督)の通算23本塁打更新をかけて臨む。「浪人して入学した時は、今の自分を想像もしていなかった。上位(指名)なんて出来過ぎ。指名されたらラッキーぐらいの気持ちでいます」。どっしり、静かにその時を待つ。【和田美保】